本日の作業 THE KASUGA F-12のオーバーホール
<本日の作業>THE KASUGA F-12のオーバーホール
きちんとセットアップすると生まれ変わる国産ビンテージマンドリン。1970〜80年代は国内でマンドリンブランド(カスガ、ケンタッキー、ブルーベル、グラスランドなどなど)がしのぎを削っておりました。現代とは違い情報に乏しい時代、手探りで製作していたと推測できます。
そんな国産ビンテージマンドリン、素材は良いのですがオリジナルコンディションの弾きにくさったらないので、当店では、極力時間をかけてオーバーホールします。指板調整、フレット交換、スクープ加工はしなくてはならない項目、時間がそうとうかかります。
フレットサイズも当時のものは小さいので、フレットを一本ずつ削って合わせていきます。
多分、ここまでやっているギターショップは無いと思います、採算度返し的な作業、非効率の極み。非効率を極めると色んなものが見えてきます。ドルフィンギターズ リペア担当 木曽