15/16サイズのドレッドノート 〜 Seagull by M.Shiozaki
一味違ったドレッドノートをご紹介します。
まずは下記の写真をご覧ください。
右は一般的なドレッドノート Collings D-1、
左は愛媛県のルシアー塩崎氏のM.Shiozaki 15 D-1です。
15 D-1もルックスはドレッドノートですがパッと見、僅かに小ぶりなのはお解りいただけるかと思います。
そうです、モデル名の”15″とは一般的なドレッドノートの15/16サイズに縮小したサイズなのです。
スケールが短いだけ、ボディが小さいだけでなく全体的に約7%ほど縮小したドレッドノートであり、
スケールレンジは通常の645mmよりも40mmほど短い605mmを採用、ボディ最大幅は30mm、最大厚で10mm小ぶりとなんです。
さらに言いますと、身長が約183cmの人が持つ通常のドレッドノートと身長が約170cmの人がこのギターを持った場合のバランスがほぼ同じくらいって感じなんです。弾くと分かりますよ、アメリカ人演奏楽なんだな…と。
基本構造は1936年製D-18をベースに製作しており、ブレイシングパターンやTバーロッド仕様、接着剤にニカワを使用するなど塩崎氏の徹底した拘りです。
このサイズにしてたっぷりとした鳴りを持ち、出音の立ち上がりが良く、箱鳴りも素晴らしい個体です。
これまでのどのギターにもないバランス感覚や新たな発見を得られるはずですので、ぜひお試しくださいね。
Seagull by M.Shiozaki : 15 D-1
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