1937年製MARTIN 00-18H (ハワイアンスタイル)

ギター 東京店

マーティン黄金期
マーティン社の長い歴史の中でも主に1930年代〜1942年を黄金期と呼び、この時代に製作されたモデルは数あるアコースティックギターの中で最も価値あるヴィンテージギターとして知られます。1941年12月太平洋戦争開戦前のモデルを通称”プリウォー”、1942年〜1945年を”ウォータイム”とも呼ばれます。

その黄金期に製作された00-18Hが入荷しました。
モデル名の”H”はハワイアンを指し、スライド奏法をメインとした構造となっております。
当時のアメリカはハワイアンブーム全盛期であり、1920年代はウクレレが爆発的な人気となり、続けてハワイアンスタイルの00-18Hを考案しました。
1935年に誕生した本モデルは1941年までの僅か7年間・計255本のみ製作された記録が残っており、大変希少なモデルの一つです。

ボディの基本構造は他のモデルとほぼ同じですが、異なる部分としましてはブリッジサドルが平行であること、指板形状がフラットであること、フレットは打ち込まれてるが指板と面一になっており、演奏時のポジション確認用とお考えください。ワイゼンボーンやラップスティールギター同様(厳密に言うと少し低い)の弦高となります。
12Fジョイント・スロッテッドヘッドモデルはナット幅1-7/8″(約47.62mm)ですので、このスライド奏法にも適してますね。

現物を見てまず驚きなのがコンディション。約80年前のギターとは思えないほど大変美しく、塗装面の適度な艶や質感も残り、ダメージが少ない個体であります。非常に丁寧に保管されていたのでしょうね。これはスゴい。
さらにはサウンド、とにかく音がデカいです。リゾネイターとまではいかなくともダブルオーサイズにしてこれほどのボリュームは見事としか言えません、、、。ではそのサウンドをお聴きください。

プレイヤーの小島慎司さんはドブロの名プレイヤーで、ブルーグラスやカントリー、ハワイアンスタイルなどなどどのスタイルもマスターしたスペシャリストです。いや〜生の演奏を聴くとホント自分も弾きたくなります。このスタイルをもっと日本でも広めたいですね。

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