MATON
オーストラリア・メルボルンにある老舗・MATON GUITAR。
昨年で創業60周年を迎えたオーストラリアを代表するギター・メーカー・MATON。
その生産本数はアコースティック・ギター、エレキ・ギターを含め月産約600本。
かなりのオートメーション化が進んでいるか!と思いきや、コンピュータや最新のマシーンは導入されている物の、昔ながらのハンド・メイドの部分を多く残し伝統的な工法と現代の工法を見事に融合させたファクトリーです。
レギュラー・モデルの生産ラインとカスタム・ショップ、さらにはミニ・ギター専門の部門も持ちます。
ここではレギュラー・モデルの生産ラインをご紹介します。
材木のストック庫、NCでカットを終えたネック材やら・・・
駒の製作中です。
ネックは今や常識になったコンピュータを使いNCで大まかに整形します。
右は整形が終わったネック材。
水で温め柔らかくしたサイド材を慎重に曲げて行きます。
曲げたサイド材をサイドをモールにはめ込んで・・・24時間(だったと・・・)置いておきます。
裏板のブレーシングを接着。
サイドの割れ止めの補強を接着。
ブリッジ・プレートはメイプル。ブリッジを貼る前のトップの様子。
ブレイシングを張り終えたトップとバック。この後削りの作業に入ります。
ネックジョイントはダブテイル。粗削りされたネックを1本づつ微調整を加えます。
演奏性に大きく関係してくる部分です。
セットしては外し、アングルを確かめていきます。職人の技が光ます。
この行程は価格帯に関係なく1本づつ慎重に慎重に。
指板の接着。はみ出た接着剤は丁寧に除きます。
セットされた指板のアールを整えます。
フレット打ちです。1本づつ打ち込んで・・・
サイドをカットし、仕上げはこれ。最終はもちろんセットアップルームで行われます。
前後しましたが、バインディングを取り付けたボディーを修正して行きます。
ブリッジの圧着。
塗装ブース。
ピックアップ、糸巻きの装着等最終の仕上げを待つギター
既に検品を終え出荷待ちのギター。??おお!全部日本への出荷用でした!