BERT KWAKKEL
今回の訪問に合わせて製作してくれたギターを持って
ドイツの国境近く、オランダは「Gaanderen」と言う街にあるBERT KWAKKELの自宅兼工房。カスタム・オーダーのナイロン弦を中心に年間約17〜18本ノギターを製作しています。特に師匠を持たず、1800年代のギターや戦前マーチン等も参考にしながらも、彼独自の製作理念の元生み出されるギターは唯一無二のマジカル・サウンドを奏でます。完成したギターはギタリストでもあり、ギターの先生でもある奥様がチェック。
詳細な工房の様子やインタビュー記事は2006年7月28日発売の「アコースティック・ギターマガジン Vol.29」に掲載されます。
離れにある製材所・大型マシーンを完備しています。
ここでは、乾燥〜製材が行われ、その後自宅にある工房で製作過程に移ります。
カッティングマシーンによる製材を実演(左)
「塗装はどこで・・?」「見る?空気悪いよ(笑)もちろんエアクリーナーは使っているけど。」(右)
表板に使われるヨーロピアン・スプルースの塊(左)。サイド&バックに使用するローズウッド系の材。ここで寝かせて、製材し、別室で自然乾燥させます(右)。
古くから使用されているモール(右) / きっちりと整理された作業台。とにかくどこも綺麗!
オーダーで製作されたブラジリアン・ローズウッドワンピースネック!
工具類も全てきっちりと整理されています。
ローズウッド系のとっておきを見せてもらいました。現在サイド&バック材のメインとして使っているインディアン・ローズウッド、マダガスカル・ローズウッド、ブラジリアン・ローズウッド
自宅の庭(!)でのインタビュー&雑談。
ご自慢の息子。彼はまだ17才ですが既にギター製作をしており、1本目は既に売れてしまってました。右の写真は現在製作中の2本目となるギター。
ここからはオランダの景色です。もう21時だと言うのにこの明るさ。一日が長くていいです。
バートさんの自宅庭でくつろぐ。働かんかい!(左) / オランダでの宿泊はここ。
工房までは数ヶ所の街を通り抜けて行きます。ドイツとの国境を越えるといきなり景色がかわるのです。いきなり「赤」くなります。ま、国が違うので当然でしょうが陸に国境の無い日本ではそんな事ないですもんね。それにしても美しい街ばかりです。
詳細な工房の様子やインタビュー記事は2006年7月28日発売の「アコースティック・ギターマガジン Vol.29」に掲載されます。