SANTA CRUZ
工房責任者ダン氏と。
アメリカ・カリフォルニア州・サンタクルーズにあるサンタクルーズ・ギター工房。
広大では無いですが少数精鋭のサンタクルーズ・ギターらしく約15名のスタッフがそれぞれの専門分野の作業をきっちりとこなしていきます。(2007年4月)
シーズニング中の材
材の乾燥室、専用の機械によって制御されます。
デザインはコンピュータで行い、そのデーターをカッティング等のマシンに送り、寸分狂い無い精度でカットされます。
コンピュータも多用しますが、やはり細かな部分は手作業です。手がかかります。
サイドのベンディング・マシーン(右)細かなネックシェイプの仕上げ
ブレイシングに使用する材「ほら、音が違うでしょう。ね?」
グルーを塗って、貼り付けて・・
張り終えれば・・
ぺたん。フタをして仮止め。その後従来の方法でしっかりと接着されます。
丁寧に、慎重にブレイシングを仕上げて行きます。
完成したトップ。「どう?違いわかる?」
予め材の厚さを機械で調整します。
これはバックを取り付けている所。サイドのジャバラとのかみ合わせを丁寧に調整していきます。
バインディング等を取り付けてある程度形になったギター達。
塗装前のサンディング作業
塗装ブース。
予塗装途中のギター
ブリッジを正確に取り付ける為にジグを使用します。
フレットは一本づつ手作業で打ち込みます。
サンタクルーズ・ギターへは今回が2度目の訪問でした。以前の工房は引き払って、大きな工房へ移転していました。
しかし、スタッフの数は以前とさほど変わらず、コンピューター等のハイテクマシーンを用いながらも、伝統的な手法の元丁寧に組み上げられていました。
ほかの海外工房もそうでしたが、レギュラー・モデルよりもカスタム・オーダーが多いのが印象的でした。レギュラー品ももちろん良いですが、自分だけの1本を製作してもらうのも楽しみですね!
もちろん当店では常時カスタム・オーダー承っております。