Kevin Kopp

DESCRIPTION

ギブソン出身のルシアーKevin Kopp (ケビン・コップ)。
1992年からギブソンのモンタナ工場に勤め、その後ギブソンカスタムショップへ参加。現在、ルシアーとして活動するジョン・ウォーカーやマスタールシアーのレン・ファーガソンらと共に製作に携わりました。また、ギブソンにおいて貴重なヴィンテージの修理も担当するリペアマンとしても活躍。カスタムショップで10年間働いた後、独立。ギブソンと同じモンタナの街に工房を構え、人気ルシアーとしての地位を築いていきました。
本器は1930年代のニック・ルーカスモデルをイメージし、製作されたN.L (Torrefied Adirondack Spruce&Aged)のUSED品。

トップ：トリファイドアディロンダックスプルース
サイド＆バック：フレイムメイプル
ネック：マホガニー
指板：マダガスカルローズウッド
ブリッジ：マダガスカルローズウッド
ペグ：ウェーバリー
その他：44.5mmナット幅、628mmスケール、ニカワ接着、スモールファイヤーストライプ・ピックガード、フルール・ド・リス・ヘッドインレイ

戦前の雰囲気を持ったサンバーストカラー、サウンドホールロゼッタの装飾や指板&ボディのバインディングの色合いなどのディテール、それを生かすエイジング加工は、非常に良い雰囲気が仕上がっており、数多くのヴィンテージのリペアを行ってきた氏の経験が生かされている部分ではないでしょうか。
ヘッドプレートには、マザーオブパールの「Kopp」ロゴとニック・ルーカスモデルの"フルール・ド・リス"インレイが輝きます。

トップのトリファイドアディロンダックスプルースと胴厚なL-00サイズのボディから生み出されるサウンドは、ボリューム抜群。ウッディなトーンながら、明るく切れ味もあり、ストロークでもフィンガーピッキングでも存在感を放つ魅力的なサウンドです。各弦の太く膨らみはありながらも芯のある存在感は、ヴィンテージの質感に近いものを感じます。
ネックは薄めのＵシェイプとなっており、多くの方に握りやすいネックシェイプではないでしょうか。

エイジング加工がされている関係上、新たなキズ等は判別できませんが、塗装の褪せ方やウェザーチェッキングの質感は、丁寧に扱われ続けてきたヴィンテージを彷彿とさせるルックスに仕上がっています。
スタンドにかけたり、ソファーに置いてみたりしても、様になるKevin Koppの N.L (Torrefied Adirondack Spruce&Aged)、ぜひ一度は手にとっていただきたい一本です。