GRETSCH
6120
シングルカット最終期、シンボディ。ブライアンセッツァー仕様にカスタマイズされた極上ヴィンテージ。
DESCRIPTION
1883年創業のグレッチ。そしてグレッチを代表する6120は、チェットアトキンスとともに開発され、1960年代のミュージックシーンに多大な影響をもたらした名器のひとつ。ロックをはじめジャズやカントリーでも多く愛用され、70年代に低迷期こそあったものの、その後ブライアン・セッツァーの登場により再燃、今やロックンロールの代名詞とも言えるモデルです。
本器は1961年製極上ヴィンテージ。
メイプル・ボディ、メイプル・ネック、エボニー指板、サムネイル・ポジションマーカー、GRETSCH Logo VカットBigsby、スパーゼルペグ、ピックアップはオリジナルパテント刻印フィルタートロンを搭載。
翌年からはダブルカッタウェイへ仕様変更するため、シングルカット最終年となります。1961年の特徴は、59年より続くトレッスルブレーシング(ライトブレーシング)の採用、14.5Fでのネックジョイント、厚みが5cm強のシンボディとなります。
6120を語る上で欠かせないのがブライアン・セッツァーの影響で、本人使用の59年製が多く語られますが、59年は厚みのあるボディですので、多くの日本人が実際抱えやすく弾きやすいのは61年モデルかと思います。ちなみに59年製は市場価格も飛び抜けています。ブライアン・セッツァーはゼロフレットは取り払い、フレットは太めのものに打ち替え、スパーゼルペグに交換、そしてマスターボリューム+PUセレクタースイッチのみ使用する配線(通称:ホットロッド配線)に改造しますが、本器もその全てが施されております。つまりはシンボディで扱いやすいセッツァー仕様ということです。通常オリジナル性が重視されるヴィンテージギターですが、6120のこれらカスタムに於いては別の話。氏の影響がいかに凄まじいかが分かります。
ほどよく褪せたオレンジとこれまで大切に弾き込まれてきたであろう風合いが文句なしに渋い一本です。
ご興味ある方、ぜひお問い合わせください。
Specification
Year | 1961年 |
---|---|
Condition | EX+ |
Top | Flame Maple |
Side & Back | Flame Maple |
Neck | Maple |
Finger Board | Ebony |
Bridge | Gretsch Bigsby Vibrato |
Bracing | Trestle Bracing |
Back Construction | 2p |
Neck Width At Nut | 43mm |
Scale Length | 24-3/5 "(625mm) |
Tuning Machine | Sperzel |
Pick Guard | Chet Atkins Signature |
Controls | 3-Position Toggle SW,Master Volume |
Weight | 3.34kg |
Case | w/OHC |
修理・改造履歴 | ゼロフレット除去、ホットロッド配線、ペグ交換、フレット交換、他詳細はお問い合わせください。 |